サッカーワールド

こんな楽しい夏の始まりに取材陣が面倒だからと隠れているわけにはいかない。と言うか、ワールドカップのおかげでメディアの興味対象がサッカーに行ってしまったのか、それともWが亞健康取材に応じてくれたので彼らも満足したのか、取材者がパタリと現れなくなった。
ボート仲間達はコミュニティ最後の夏になるかもしれないのだから、もう思い切ってお祭り騒ぎだー!と思ったのかどうかはわからないが、サッカーワールドカップパーティーをすると言いだした。Pが率先してなんと川沿いに大画面テレビを置き、屋台用のテントまで立て、また謎のDJブースまで出現した。
どこからこんなものを。。。。と旦那に聞くと、旦那は「え?知らなかったの?」と言う顔をして言った。Pの弟さんがフェスティバルやDJを用意する仕事をしていて、彼もDJの仕事を週末するそうで、こんなものを準備するのは簡単なのだと。
P自体も正体不明だが、兄弟そろってそんな感じなんだ。。。
と言うことで、ワールドカップパーティーが始まった。

イギリスが試合をする日、張り切ったボート仲間達は顔にイングランドの国旗を書くと言ってきた。なぜかフェイスペインティングの道具を持っていたわたしは、旦那も含めて何人かを赤と白で塗りたくってあげた。
仲間達はほぼ全員イングランドの国旗がついたTシャツを着て、大画面に向かって応援だ。
川沿いはボート仲間達の他にも、通りかかった人達やどこからともなく現れた人達でいっぱいになった。
スポーツ観戦は人々を一体にする。
イングランドの選手たちが入場す寶寶餐椅るとみんなで大喝采!
誰もが本当に生き生きとして楽しそうだった。
そして、、、、
イングランドは負けた。。。。

がっかりして終わりかと思いきや、彼らはサッカーの結果などお構いなしにパーティーを始めた。
コミュニティと民家から少し離れたところでパーティーは行なわれていので、娘を寝かしつけたりしていたわたしは、どんな風にパーティーが繰り広げられているか知らなかった。気になるので夜も更けてからちょっとだけ覗きに行った。
そして、びっくり!
どこからやって来たのかたくさんの若者がいて、みんなハードテクノにあわせて踊っている。ドリンクバーまであり、ディスコライトが点滅していた。
って言うか、そこまでするか? と、わたしは唖然とした。
もう、その空間は野外フェスティバルだ。
旦那も含め、数人がまだ顔にイングランドの国旗を塗ったままなので、暗闇とライトの加減で、誰が誰だかさっぱり分からない。
こんなにどんちゃん騒ぎして。。。と思っていると、今度はPが打ち上げ花火を始めた。。。。。もうめちゃくちゃだ。
あーあ、これっていいのかなんなのか。。。。

ボートコミュニティーで仲間達が一緒に過ごす最後の夏になるかもしれなかった。みんな、楽しく過ごしたくてしょうがないようだった。
マスコミや地域住民たちの探索四十苦情がくるだろうなあ、と思いながらも、わたしは無邪気なボート仲間達が楽しそうなので、こんな夏もあってもいいだろうと思った。
いつかは幻だったみたいにこの光景もなくなってしまうことを、わたしははっきりと分かっていたからだ。

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